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2015年05月19日
占い師☆羅王:5月20日梅田OPAに出演します☆ラ(^王^)ノ
おはようございます! 羅王です。
今年5月は梅田OPAには2回だけ出演予定ですが、その2回目が今日20日です。
このところ台風が通り過ぎたり、梅雨みたいな雨がザーザー降ったりと
温帯なはずの大阪は、だんだん亜熱帯化しているような気がするのは私だけでしょうか?
さて、人生の転機をサポートする自由人の占い師☆羅王ですが、私にもいろいろと迷いはあります。
沢山の迷いと決断があって、今を迎えています。
そして、ああ、私の人生は、まるで迷路のような細道を歩いてきたなぁ~
という気がしたものですが、時間が経って振り返ってみると、今は違う感想を持っています。
それは、ああ、私はちゃんと自分のロイヤルロードを生きて来たんだなぁ~です♪
迷い道も人生のロイヤルロードです!
どんなロイヤルロードを歩いて居ても、いつも見晴らしがいいとは限りませんね。
羅王はあなたのロイヤルロードをナビします♪
それでは、今日は私のエッセイ集から、最新のエッセイを紹介します。
タマゴの中の住人
ここ数日大阪市内は次の日曜日に行われる住民投票に向けて街宣カーによる演説合戦で大変賑やだ。
近所のバス停でこんな張り紙を見た。
大阪都構想に反対する側のスローガンだ。
「壊すよりもよりよい前進を!」
既存のシステムを一度バラバラにして新しく再構成するというときには当然大きなリスクがあるし強大な反対圧力がかかるものだなあと思う。大きな痛みを伴うものだ。
日本の幕末もしかり、フランス革命や、いや、どの国の歴史を見ても人はそうやって古いものを壊し新しく進化してきたと言える。ああ、私はここで政治や歴史を語るつもりなのではない。
たとえば、タマゴ・・・もし、私がタマゴの中の住人だったとしよう。
タマゴは周りを硬い殻で守られて生命が育まれている。平和な世界だ。
ある日外から誰かがノックすると安定した暮らしに不安が生まれる。ノックの音は次第に大きく強くなっていく。
とうとう固い殻にヒビが入った。外にいるのは敵に違いない。一体この私をどうしようというのだ?ひび割れが大きくなって見たこともない外の世界が見え隠れしている・・・。
ついにこの住み慣れた小さな世界を出て行くときが訪れる。
気が付けば私自身はこれまでとは違う「体」になっている。新しい世界に対応できる自分に変身したのだ。それが「進化」というものだろうと思う。
ところで、実際はというと、タマゴの殻をつついて壊すのはヒヨコ自身なのではないか。
つまり、体や意識が先に変化して対応できなくなった殻を自ら壊そうとする。思えば、徳川幕府やフランスの封建制度も、人々の意識が変化しそれまでの制度には適応できなくなり内側の力によって崩壊していくのだ。
私もこれまでの人生で実に数え切れないほど引越しをしてきた。まずは生まれ故郷の広島から東京⇒ドイツ⇒スイス⇒オーストリア⇒ドイツ国内を転々そして再び日本へ。この5月末には帰国後3度目の引越しをします。どの引越しも私自身が変化し次へのステップに移行するための引越しであったと思う。
今までの住居で、器で、その環境で何となく居心地が悪くなったとき、我慢すれば何とかなるし、まあ、不満というほどではないけれど、という感覚が生じたら、それは自分の内部で「変化」が起こっているということだろう。
そういうときは、自分自身の内部の声にしっかりと耳を傾けてみよう。「古い器」を壊そうとしているのかまたは、「新天地」を求めて移動しようとしているのかもし、そうなら勇気を持ってその声に従って欲しい。
ヒヨコが殻を破ることが出来ないら、殻の中で腐るしかないのだから。
タマゴの中の住人:羅王
2015年05月12日
占い師☆羅王:今月5月は13日と20日に梅田OPAに出演します☆ラ(^王^)ノ
おはようございます! 羅王です。
台風のお陰で、もう梅雨に入ったような雨模様ですが、
私自身は雨雲とは逆に、ニコニコと忙しく暮しています♪
さて、人生にはいろいろと思い悩むことあり、分れ道に立つこともアリです。
一番困るのは、自分にその「自分が今選択の場所にいる」という自覚がないことでしょうか?
ゆめゆめ、通り過ぎてから・・・!あ、あれが大きな人生の岐路だったんだぁ~。。。
と嘆いたり、悔しがったりしないことで、それならもう、それが自分の無意識な選択だったんだ!と
今歩いている、その道を「そう、これが私のロイヤル・ロードだ」と受け容れることが大事だと思っています。
では、今回も私のエッセイ集からひとつ「メルヘン」を転載して、紹介します。
メルヘン「森の小人・シャルルの旅」
シャルルの仕事は他の小人たちと同じように鉱脈を掘ることでした。
鉱脈を掘ることに関して、若いシャルルの右に出る者はいませんでした。
ある日シャルルは仕事帰りに
その日からシャルルは変わりました。
あれほど好きで打ち込んでいた仕事をなまけるようになりました。
鉱脈を掘る仕事のどこが一体面白いのだろう?
やがて、今までの仕事仲間と仲違いし、
そして、だれも相手にしなくなった「なまけ者シャルル」の日課は
大きな切り株の上に座って、日がな一日ボ~~と遠くを眺めることでした。
一方、森の小人たちには大きな変化が起きていました。
鉱脈を掘り当てることができなくなっていたのです。
どこを掘っても、わずかな金銀銅が出てくるだけでした。
小人たちは何か打開策がないかと頭を悩ませました。
しかし、この森にある鉱脈はすでに掘りつくしてしまったに違いない。
そうなれば、村人みんなで住み慣れた森を離れ、長い放浪の旅をしなければならないだろう。
口には出さないけれども、だれもがそう考えていたのでした。
でも、シャルルはもう鉱脈を掘り当てる仕事に関心がありませんでした。
そして、いつものように、切り株の上でうたた寝をしていました。
「聞け」「東の森」「喜びの泉」「菩提樹」「モミの木」「地下水脈」「豊かな鉱脈」・・・
と風に運ばれてきた星がシャルルの耳元でささやきかけて来ました。
なんども繰り返すその声に目覚めて、「なんだって?」シャルルは問い返しました。
すると応えがありました。
長い問答の末、シャルルは星の知らせをはっきりと理解したのでした。
シャルルは切り株を降り、長老のもとへ行き「星のお告げ」を伝えました。
星のお告げをバカにする小人はいません。
それで、すぐさまシャルルに道案内をさせ、お告げの場所を掘り始めました。
三日後、ざわめきが聞こえ、小人たちの興奮と歓声が聞こえてきました。
大きなダイヤモンドの鉱脈が見つかったのでした。
これで小人たちは住み慣れた森を離れる必要がなくなりました。
それ以後、シャルルはさらに新しい金銀の鉱脈のお告げを伝え、
森の小人たちをもっともっと豊かにしました。
だれも「なまけものシャルル」と悪口をいう者はいませんでした。
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