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2017年02月05日
羅王:より多く愛する者へ☆彡ラ(^王^)ノ~
おはようございます! 羅王です。
2月8日と22日に梅田OPAにある黒薔薇に出演します。
11時~21時です。
カリン酒は諦めたので、もうひとつのカリンも解体して
中の種を取り出しました。
種は保存前、十分に乾燥させる必要があります。
それでよく混ぜていたら、ハートが出来ました~♪
これでちょっとトーマスマン著の短編
「トニオ・クレーガー」の一節を思い出しました。
画像:トニオ・クレーガー。
私はこの小説を原文で読むゼミに出たのと、
そのあと教授の勧めでドイツ語を2000ページ読め!
その前にまずはこのトニオクレーガーを4~5回読んでからだ!
と言われて実行したので、一番印象に残っている作品なんです。
主人公はタイトル通り少年のトニオです。
彼は詩作にふける地味なタイプで、
どうして人は自分の思っていることを
みんなの前で大きな声で話せるのだろう?
などと不思議に思うタイプです。
そういう彼自身は自分とは逆タイプに
友だちとしてクラスの人気者ハンスを好きになり、
数年後、密かに明るく華やかな少女インゲに恋をします。
でも、結局は住む世界が違うのだ!
という苦い認識をするという結果になります。
作家マンは、その主人公トニオに言わせます。
”トニオは幼くして、より多く愛する者が
よりたくさん苦しむものだ、と悟った・・・”
みたいな文章でした。
トーマス・マンはなかなか
人生の機微の分かる人だったのかな。
画像:若きトーマス・マン。
この作品が1903年に発表され、
1905年に彼はカーチャと結婚します。
この人です。
画像:カーチャ・マン
決断力と行動力のある強い女性に見えますね。
実際にその通りの女性でした。
トーマスマンは彼女の機転で、ナチスのドイツから
講演旅行に出たまま凍結される寸前の銀行口座から
全額を引き出して、すべての原稿をもって亡命できたんです!
カーチャは数学の教授の父と女優の母の間に生まれた一人娘で、
彼女もミュンヘン大学で理数系を選択していました。
確か、トーマス・マンはこの将来の妻に
3~4回求婚して断られたというのを聞いたことがあります。
ちょうどカーチャに何回か振られた時期に書かれたに違いない!?
そうか、それでトーマス・マンは
トニオの切ない気持ちをうまく表現しているんだな。。。
というわけで、
恋愛相談に来られる方々に言いたい
愛はいつも不公平なものだと!
報われる代わりに、辛いばかり、
ということは残念ながらよくある。
トニオと同じように!
さあ、それでも愛する覚悟はできたかな~・・・?
☆彡ラ(^王^)ノ~